ファム・ミン・チン首相は4日に公電を発出し、その中で、「IUU=違法・無報告・無規制漁業に対するEC=欧州委員会のイエローカードの解除に向けた決意は、国の利益、国民の利益の確保、水産部門の持続可能な開発に役立つとともに、海洋環境と持続可能な海洋生態系の保全に関する国際的公約の遂行に対するベトナムの責任を示すものである」と強調しました。
また、チン首相は、国家の利益とイメージを傷つけたあらゆる違法行為を断固として厳格に処分するとともに、漁民コミュニティと関連機関、組織、個人にIUU予防対策を宣伝し、漁獲活動に志願的に参加しない漁民の生計を支援する仕組みや政策を公布するとの方針を示しました。
さらに、公電は、欧州市場向けの水産物輸出業者を検査し、違反したケースを厳格に処罰することや、電子トレーサビリティシステムの完備、導入についても言及しました。
そのほか、公電はベトナムとタイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンとの交渉を行ったり、ホットラインを設置したりするほか、ベトナムの漁船や漁民の逮捕・処分を行っている国々と連携した上で、状況を把握し、違反行為に対処する措置を講じる必要があることを明記しました。
(VOVWORLD)