アメリカが同国に輸入されるベトナム製品の一部に対する新たな関税を発表した後、ベトナムの商工省は、今年の輸出成長率が12%、輸出総額が約4500億米ドルの達成を目指し、各省庁や業界、企業が密接に協力して、打ち出された対策を効果的に実施する必要があることを勧告しました。
アメリカに対するベトナムの輸出額は、ベトナムの輸出総額の30%を占めています。現在、ベトナムは世界60カ国、地域と17件のFTA=自由貿易協定を締結するほか、70件の二国間協力メカニズムを有しています。企業が輸出市場の多様化を進めることで、アメリカ市場の高い関税による困難を克服することができます。ベトナム商工省外国市場開発局のタ・ホアン・リン局長は次のように語りました。
(テープ)
「商工省は、余地がまだ多くある新しい市場への輸出の推進のため努力しています。今後、商工省は中東、ラテンアメリカ、中央アジアおよびその他の新興市場とのFTA自由貿易協定の交渉を引き続き実施する予定です。また、輸送コストの引き下げとベトナム製品の競争力の向上のため、貿易促進活動を強化するとともに、ロジスティクス・インフラを改善します。さらに、商工省は、企業の貿易連携や輸出促進の支援を強化するため、海外におけるベトナム商務部門のネットワークを拡大させます」
商工省によりますと、輸出業者および業界は輸出市場の多様化、主要市場および伝統的市場の効果的な開拓、製品の品質向上および貿易防衛措置の適用リスクの低減、貿易防衛能力の強化、各国の市場および貿易政策に関する情報の定期的アップデートなどの一連の措置を実施する必要があるということです。一方、ベトナム革靴・バッグ協会のファン・ティ・タイン・スアン事務局長は次のように述べました。
(テープ)
「企業は生産プロセスを再構築し、原材料費の削減に努める必要があります。また、政府は企業の生産コストの削減、生産効率の向上を支援するため、優遇政策や行政手続きの改革を進める必要があります」
輸出の目標を遂行するため、長期的に、ベトナムは経済構造の再編成、製品や供給チェーンの多様化を進めなければならないとされています。
(VOVWORLD)