ロイター通信によりますと、今年の新興国・途上国の経済成長予測について、IMFは30日月曜、昨年10月時点の予測から0.3%ポイント上方修正し、4.0%としました。
なお、昨年の推定値は3.9%。来年の予測は4.2%とされています。
今回の上方修正は中国経済の再開、底堅いインド経済、ロシア経済の予想外の成長が背景となっています。
また、インフレ率は高水準ですが、今年から来年にかけて鈍化すると予想されています。
新興国・途上国のインフレ率の昨年の推定値は9.9%、今年は8.1%、来年は5.5%と予測されており、2017─19年の平均である4.9%を依然として上回っています。
このことから、新興国経済は昨年、底を打った可能性があると見られます。(parstoday.ir)