議長国・サウジアラビアの事務局が発表した声明によりますと、担当相は各国の経験を共有し、パンデミック(感染症の世界的大流行)への備えを強化するために必要な行動について議論しました。
声明は「保健担当相は、COVID─19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックにより、医療制度のシステム的な脆弱性が浮き彫りになったとの認識を示した。パンデミックの脅威に対する国際社会の予防・対応力が不十分なことも鮮明になった」としました。
声明はまた、担当相が新型コロナ封じ込めに向けた予防措置を打ち出したとしましたが、具体的な詳細には言及しませんでした。
サウジの保健相は会議の冒頭、新型コロナ感染拡大への協調対応で国際機関の関与や連携が必要だと指摘しました。貧困国への支援や、ワクチン、治療薬などの研究・開発への投資がとりわけ重要になるとしました。