4月30日、ロシアの首都モスクワでは、在ロシア・ベトナム大使館が記念式典を開きました。
式典で、ロシア駐在ベトナムのダン・ミン・コイ大使は、南部解放と国家統一を成し遂げた勝利は、ベトナム民族の輝かしい歴史の中でも特に栄光に満ちた一章であり、20世紀における世界の民族解放闘争においても、歴史的偉業として刻まれるものであると強調しました。同日、ロシアではベトナム復員軍人協会も、記念式典を開催しました。
一方、4月29日夜、フランスの首都パリで、在フランス・ベトナム大使館とフランス共産党の共催による記念式典が行われました。
フランス共産党のファビアン・ルーセル全国書記は、4月30日の勝利は平和、自由、そして正義を求める闘いの力強い証であると語り、次のように述べました。
(テープ)
「南部解放と国家統一の記念日は、我々フランスの共産主義者にとっても、ベトナム国民との深い友情と連帯の象徴です。ここに集う私たちは皆、ホーチミン主席の精神を受け継ぐ者です。ホーチミン主席はベトナムを独立に導いただけでなく、1920年、私たちの党の創立大会においても代表として出席していました。これは私たちの誇りです」
これに対し、フランス駐在ベトナムのディン・トアン・タン大使は、4月30日はベトナム国民が長い戦争を経て、平和と独立を勝ち取った日であると強調し、次のように述べました。
(テープ)
「かつての民族解放闘争に、フランスの友人たちが寄せてくれた物心両面の支援は、ベトナムが独立を勝ち取る闘争で、決して孤立していなかったことの証です。私たちは、パリ協定の交渉過程で2つのベトナム代表団を支えてくださったすべての方々、そしてアメリカの戦争に抗議してフランスをはじめ世界各地で声を上げてくださった皆さまに、改めて心から感謝の意を表します」
式典で、「ベトナム・平和の絵」と題した芸術展をはじめ、ダニエル・ルーセル監督とヤン・ド・スーザ監督によるドキュメンタリー映画『長く生きれば長い夜を知る』の上映、また1975年以降のベトナムの経済・社会の変化をテーマとした座談会も行われ、参加者のベトナムに対する理解を深めました。
また、4月30日、在南アフリカ・ベトナム大使館も、現地に在住しているベトナム人コミュニティとの懇談会を開催しました。
(VOVWORLD)