ニュージーランドのナナイア・マフタ外相との会見で、両外相は、各レベルの訪問団の往来や、教育・観光・国民交流の回復を進めるとともに、経済協力の年平均成長率を20%にすることで一致しました。ニュージーランドのマフタ外相は、ニュージーランドはベトナムに対するODA政府開発援助と、ベトナム人学生に対する奨学金を継続するとともに、メコン川流域協力メカニズムの枠内でも両国の協力を促進させていくと明らかにしました。
一方、カナダのメアリー・イン国際貿易・輸出促進・小規模ビジネス・経済開発担当大臣との会見で、ソン外相はカナダ側に対し、ASEAN東南アジア諸国連合やメコン川流域協力メカニズムなど地域の協力メカニズムにおける協力を促進するとともに、ベトナムの気候変動対応を支援するよう提案しました。また、両大臣は両国の外交関係樹立50周年へ向けて、ハイレベルの訪問団の往来や二国間対話を促進するとともに、CPTPP=包括的かつ先進的環太平洋経済連携協定のメリットの活用に協力することで一致しました。
他方、イギリスのアマンダ・ミリング外務・英連邦・開発省閣外大臣との会見で、双方は、気候変動対応、貿易・投資、両国の自由貿易協定の効果的な展開に協力することで一致しました。ソン外相はイギリス側に対し、G7先進7か国とベトナムとの(JETP)「公正なエネルギー移行パートナーシップ」樹立を支持するとともに、ベトナムの技術移転やグリーンファイナンス、人材育成などを支援するよう提案しました。また、イギリス企業に対し、ベトナムの再生エネルギーや銀行、薬品、情報技術、スタートアップ、インフラ整備への投資を強化するよう訴えました。