17日付けの朝鮮民主主義人民共和国の朝鮮労働党機関紙、労働新聞はの論説の中で、「今日の帝国主義者たちは軍事、経済的な優勢に基づき、他国の自主的な権利を無視し、強権と専横によって自分たちの一方的な要求を突きつけている」と指摘した上で、健全な国際関係の発展を妨害していると批判しました。
また、「全ての国と民族は相互尊重の原則から親善協力関係を発展させなければならず、他者の自主権を侵害してはならない」とし、「一方的な利益を追求する国との関係は長続きできない」と強調しました。「わが共和国はかつて敵対関係、対立関係にあった国だとしてもわれわれの自主権を尊重し、わが国に友好的に接するなら、関係を改善し発展させるとの立場を一貫して堅持している」と言及しました。
アメリカを名指ししていませんが、首脳会談を受けて朝鮮が米国との関係変化に合意し、「正常国家」の道を進もうとする状況を念頭に置いたものとみられます。
また、対外関係の改善に乗り出す前に、自主権や相互尊重などの原則を強調し、有利な環境を整える狙いがあるとみられます。
ソース:VOV