「新型コロナ収束後の経済社会の回復・持続可能な発展、及び、デジタル時代の工業化と現代化事業の促進」をテーマにした今回の会議には国内の関連機関や地方、企業の代表、及び、国内外の専門家・学者ら2千人以上がオンライン形式で出席しました。
フォーラムで、国内外の専門家や高官らは、デジタル転換やデジタル政府づくり、新しい経営モデルの導入などの促進を目指す政策や対策などについて意見交換をし、この分野における各国の経験を紹介しました。
フォーラムで発言に立ったファム・ミン・チン首相は、政府は新型コロナ予防対策マスタープランと経済社会回復発展プログラムの完備を加速していると明らかにし、これからも、医療部門の人材育成や末端組織の医療能力の向上などを通じて疫病に効果的に対応しながら、デジタル転換の促進を通じて投資経営環境の改善を図る方針であると述べました。チン首相は次のように語りました。
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「我々は人間という要素を最大限に発揮させなければならないと思っています。つまり、人間は発展事業の中心であり、この事業の目標・原動力でもあります。また、社会保障と環境を犠牲にし、経済成長しか追求しないことはしません。政治社会の安定維持や国防安全保障の強化、外交政策と国際参入の効果向上を通じて、国の発展事業に有利な条件を作り出さなければなりません。」
このように語ったチン首相はまた、国の自力の重要性を強調し、人間、自然、伝統文化と歴史という3つの要素はベトナムの経済社会の回復と発展を支えていると強調しました。