NHCによれば、ワクチンの接種回数は今月19日時点で10億1048万9000回となりました。
この回数は全世界で接種されたワクチン25億回の約40%に相当します。
中国国営新華社通信によれば、NHCは19日を含む5日間で1億回のワクチン接種が行われたと明らかにしました。
10億回という数字は、中国が当初ワクチン接種の導入でつまずいたことを考えれば、驚くべきものといえそうです。
中国がワクチン接種100万回に到達したのは3月27日で、米国から2週間遅れていました。しかし、NHCのデータによれば、接種のペースは5月に加速し、過去1カ月間で5億回の接種が行われました。
新華社通信によれば、中国ではワクチン接種1億回から2億回に到達するには25日間かかりましたが、2億回から3億回に到達するには16日間、8億回から9億回へは6日間です。
中国政府は新型コロナウイルスの封じ込めに成功していますが、一部地域でクラスター(感染者集団)が発生しており、そうした地域では感染への懸念からワクチン接種をする人が増えています。
中国では18歳未満へのワクチン接種も始まった。
中国政府は年末までに人口の少なくとも70%にワクチン接種を行うことを目指している。