この影響により、22日夜から23日の午前にかけて、中部タインホア省、ゲアン省、北部山岳地帯にあるフート省、ソンラ省などでは豪雨が発生し、局地的には200ミリを超える大雨となりました。
雨の影響で、低地や都市部、工業団地などで浸水が発生し、小規模な河川や斜面では鉄砲水や土砂崩れのリスクが高まっています。
ゲアン省では、上流からの水が流れ込んだことにより、ムオンセン、ニョンマイ、ムオンクアンなど山間部の複数の村で土砂崩れが発生し、住民の住宅地も浸水しました。主要道路の一部も冠水し、通行に危険が生じています。地元当局が最大限の人員を動員し、住民の避難を急いでいます。
ニョンマイ村人民委員会のレ・ホン・タイ委員長は次のように述べました。
(テープ)
「村の災害防止対策委員会は緊急に会議を開催し、地元に駐屯する国境警備隊、警察、軍隊と連携して対応を進めています。すでにスオイボイ集落の19世帯を避難所となる文化会館へと移し、安全を確保しました」
一方、フート省でも、土砂崩れや鉄砲水の危険が高い地域に住む340世帯以上が、安全な場所への避難を完了しています。
(VOVWORLD)