1月30日、数百人はパリの中心地に集まり、ガ女史を含めベトナム人枯れ葉剤被害者への支持を表明しました。それに先立つ25日に行われた初公判にも、フランスの政治家をはじめガ女史の支持者多数が集まりました。また、ガ女史はフランス国民と報道界の支持も受けています。ガ女史は戦争中に、解放通信社(現在:ベトナム通信社)の記者です。枯葉剤の影響を受けたガさんは3人の子供に恵まれましたが、長男は先天性心疾患により、死亡し、次女は血液の病気にかかっています。
2014年6月11日に、ガさんはパリで、アメリカの化学製薬会社を相手取って枯葉剤による損害賠償を起こして、現地の裁判所が訴追を受理しました。公判で、原告と被告の弁護士は激しく論争し、事実上・法律上の問題を争っていますが、法律家らによりますと、ガ氏の弁護士の立論と論拠は具体的なもので、正しい情報を含めています。
一方、アメリカ企業の弁護士は裁判所の裁判権を否定するための意見しか出しませんでした。その中には、悪い意図を持つものもあるとしています。なお、エヴリー市の重罪裁判所は今年5月10日に判決を言い渡す見通しです。