ニュース ヤマハ、ベトナムでの器楽教育定着化事業が文科省のパイロット事業に再採択 14/10/2018 総合楽器メーカーのヤマハ株式会社(静岡県浜松市)がベトナムで展開する「器楽教育定着化に向けた学校教員養成事業」が、文部科学省が進める「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」の2018年度パイロット事業として採択され、応援プロジェクトの一つに選ばれた。 ヤマハの同事業が「EDU-Portニッポン」のパイロット事業に採択されるのは、2016年度に続いて今回が2回目となる。 ヤマハは、2019年からの改訂を控えるベトナムの学習指導要領への「器楽教育」の導入・定着化を目指し、10都市での音楽クラブ活動の展開を通じたモデルケース形成、教科書改訂支援、教員養成支援などを積極的に行っている。 こうしたベトナムでの一連の取り組みは、横浜国立大学や株式会社教育芸術社(東京都豊島区)、ハノイ日本人学校の協力のもとで推進しており、2016年11月には「EDU-Portニッポン」の2016年度パイロット事業に採択され、今年6月には日本貿易振興機構(ジェトロ)が進める「社会課題解決型ルール形成支援プロジェクト」にも採択された。 また、現地の政府機関・国立教育機関との連携も進めており、2017年10月にはベトナム教育訓練省初等教育局と「器楽教育の普及」に関する覚書を締結。さらに今年8月にはハノイ師範大学と協力覚書を締結し、「器楽教育」が行える現地教員の養成のための授業も開講した。 今回、同社の取り組みが「EDU-Portニッポン」のパイロット事業として選定されたことで、今後、文部科学省をはじめとした関係機関から事業策定の支援、現地情報の提供、現地関係機関との調整支援といったサポートを得ながら、ベトナムにおける「器楽教育定着化に向けた学校教員養成事業」を展開することが可能となる。 ソース:viet-jo
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