早朝から、バクタオ公園からゴックハー通りを経て廟に至るまで、数キロにわたる長い列ができています。
ハノイ市の退役軍人、グエン・バン・ロンさんは次のように語ります。
(テープ)
「ホーチミン主席の誕生日には毎年、私たち退役軍人会や婦人会が参拝を行っています。主席はベトナム民族の模範的指導者であり、世界中から敬愛されています」
全国各地から訪れた人々の声を聞いてみましょう。
(テープ)
「私は最南端カマウ省の出身です。主席の誕生日に合わせて参拝に来ました。長年の願いがようやく今日叶いました。ホーチミン廟を訪れて、とても感慨深く、心が動かされています。国と国民を救うために各地を奔走されたホーチミン主席の姿と、その苦難の日々を思い起こさずにはいられません」
(テープ)
「私はロンアンから二日前に到着しました。敬愛してやまないホーチミン主席の廟を参拝したいという思いで来ました。今、本当に感動しています」
(テープ)
「クアンビンからここまでは500キロ以上あり、バスで来ました。私も今年で69歳になりますが、まだ元気なうちにホーチミン廟を訪ねて、心を清めたいと思ったのです。私自身も主席の模範に倣って、学び続ける努力をしています」
現地では外国人観光客の姿も多く見られました、主席府遺跡エリアの案内員レ・ティ・タイン・ロアンさんの話です。
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「5月19日のホーチミン主席の誕生日には、ベトナムを訪れる世界各国の人々が、主席が生活し働いていた場所を一度は訪れたいと願っています。このような訪問を通じて、彼らはベトナムの歴史や国、そして人々についての理解をさらに深めているのです」
135年を経た今も、ベトナム国民の間でホーチミン主席への変わらぬ敬愛の念が息づいていることを示す光景となっています。
(VOVWORLD)