21日正午、ハノイの政府本部で、ファム・ミン・チン首相はベトナムを訪問中のイスラエルのラビ・ヨアヴ・ベン・ツール労働大臣と会見しました。
席上、チン首相は、科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション、スタートアップの分野でベトナムへの協力と支援をイスラエルに求める一方、ベトナムとしてはイスラエルに人材提供を行うと述べました。
また、両国間の労働協定について、2025年6月までに交渉と署名を完了するよう求め、協定の効果的な実施方法についても合意を図るよう要請しました。そのうえで、職業技能、語学、文化、法制度などに関する労働者の育成や、労働・雇用分野における二国間協力プログラムの推進、ソフトウェア開発など新たな分野での協力強化も提案しました。
これに対し、ベン・ツール労働大臣は「スラエルはハイテク、ソフトウェア、エネルギーなどあらゆる分野でベトナムと協力する用意がある」と述べました。
また、労働協定の早期締結に関するチン首相の提案に賛同したうえで、「正式な協定の交渉と締結を待つ間も、両国企業が直接協力し、ベトナム人労働者のイスラエルへの派遣を進める可能性がある」との見解を述べました。
(VOVWORLD)