演説で、マン議長は、「現在、世界各国は科学技術、進歩がこれまでにないほど発展している一方、冷戦以来、前例のない複雑な局地紛争や危機を目撃しているという矛盾に当面している」との見解を示しました。また、「平和とは単に戦争がない状態を指すだけでなく、国家間や民族間の尊重、愛情、共有、すべての人々への共感を含むものだ」と強調しました。マン議長は次のように述べています。
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「独立と国家統一を勝ち取るために多くの戦争を経験してきたベトナムは、平和、安定、友好の価値を特に大切にしており、すべての国民が独立、自由、幸福を享受できるよう努めています。また、ベトナムの平和と発展は地域と世界の平和、発展と密接ななつながりがあることを認識しています。そのため、ベトナムは地域および世界の平和と安定をもたらす構想と、国際紛争や対立を平和的手段で解決するための取り組みを支持します」
さらに、マン議長は、真の平和を築くために必要な要素として、国々や民族間の相違を縮小すること、持続可能かつ包括的な開発を共に推進すること、貧困や不平等の原因を解決することの重要性を強調しました。同時に、国際法を尊重し、多国間主義を推進することが重要であり、特に国連の中心的役割の尊重が戦争や紛争を防ぐための最も文明的な方法であると明らかにしました。
これに先立ち、マン議長と各国代表団の団長は、カンボジアのフン・セン上院議長、クオン・スダリー国民議会議長、およびフン・マネット首相を表敬訪問しました。
(VOVWORLD)