ブラジル政府が13日、拡大路線を進めるBRICS=新興国グループのパートナー国にベトナムを正式に認定したと発表しました。これを受け、6月14日、ベトナム外務省のファム・トゥー・ハン報道官は記者からの質問に対し、次のように回答しました。
「ベトナムは、主体的かつ積極的に、広範かつ効果的な国際統合を推進するという精神に基づき、これまでも、そしてこれからも、多国間のメカニズム、組織、フォーラムにおいて貢献していきます。それを通じて、地域および世界の平和、安定、協力、発展に寄与していく所存です。」
ベトナムは、発展途上国の発言力と役割の向上、国際的な団結、包摂的かつ包括的な多国間主義の推進に貢献するため、国連、ASEAN=東南アジア諸国連合、APEC=アジア太平洋経済協力、G7=主要7カ国首脳会議の拡大会合、OECD=経済協力開発機構などの多国間メカニズムに積極的に参加するとともに、BRICSのパートナー国となりました。これは、独立、自主、外交関係の多角化・多様化、信頼できる友人・パートナー、そして国際社会の積極的かつ責任ある一員であるというベトナムの一貫した外交政策を裏付けるものです。