6月13日午後、スウェーデンを公式訪問中のファム・ミン・チン首相は、ウプサラ市にあるウプサラ大学を訪問しました。
500年以上の最も古い歴史を誇るウプサラ大学は、スウェーデンのみならず、世界で最も権威のある大学の一つです。同大学は、世界大学ランキングでトップ100にランクインするなど、さまざまな世界大学ランキングで高い評価を得ており、ノーベル賞受賞者、政治家、実業家などを多数輩出しています。
同大学はベトナムとの関係も深く、ハノイ国家大学、ハノイ貿易大学、ハノイ工科大学との協力関係を築いています。ベトナムの人材育成を目的とした共同研究プロジェクトへの参加や、ベトナム人博士課程学生への奨学金提供も行っています。また、マイクロシステム技術と化学センサー分野の第一人者であるグエン・ミン・フン教授をはじめ、ベトナム人研究者も同大学で活躍しています。
チン首相は大学を訪問した際、ウプサラ大学の長い歴史、国際的地位、そして卓越した教育の質に感銘を示し、ベトナムの大学教育機関にとって参考にすべきモデルであると評価しました。チン首相はウプサラ大学に対し、ベトナムの国立大学との姉妹校提携、ベトナム人学生や研究者への奨学金支援の継続を提案しました。さらに、ベトナムの学生および研究者に対し、創意工夫を凝らし、懸命に学び研究すると同時にスウェーデンの法律や文化への理解を深めていくことを期待しました。そして、チン首相は、ウプサラ大学に対し、在学中のベトナム人学生や研究者が、将来著名な科学者になり、ノーベル賞を受賞するできるように、有利な条件を提示し続けるよう求めました。
(VOVWORLD)