ズン副首相の演説は、ベトナムの主要な課題を網羅し、持続可能な発展に向けたベトナムの主要な決定と目標を概括的に紹介するものでした。
(テープ)
「ベトナムは二桁成長と二つの百年目標を達成するため、体制、インフラ、人材という三つの戦略的ブレークスルーを推進しています。同時に、後発の利点を活かし、追いつき、並走し、飛躍するために、『4本の柱』を実施しています。それらは、第一に、科学技術、イノベーション、デジタル変革におけるブレークスルーを創出すること。第二に、民間経済を国家経済の最も重要な推進力として発展させること。第三に、法整備と法執行を刷新すること。そして第四に、新たな状況下での国際統合を促進することです」
ズン副首相はまた、アジアの大きな潜在力と強み、そして地域が直面している課題を指摘した上で具体的な提案を提出しました。
(テープ)
「ベトナムは、今後アジア各国が連携して推進すべき『五つの先駆け』を提案します。 一つ目は、ウィンウィンの原則に基づいた多国間協力メカニズムを刷新し、自由貿易体制を強化すること。二つ目は、科学技術、イノベーション、デジタル変革の推進を先導すること。三つ目は、国民は中心であり、目標と主体でもあり、あらゆる政策の推進力とする包摂的な発展を先導すること。四つ目は、特にグリーントランスフォーメーションとデジタルトランスフォーメーションといった新たな経済モデルの構築を先導すること。五つ目は、団結、協力、相互尊重を強化し、国際法、国連憲章を遵守し、平和的措置による意見の相違や紛争の解決を促進することです」
(VOVWORLD)