第78回国連総会のハイレベル週間の枠内で、現地時間の20日、ニューヨークで、ベトナムのブイ・タイン・ソン外相は、国家管轄権外区域の海洋生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する協定(BBNJ協定)に署名しました。今回の第78回国連総会のハイレベル週間を機に、同協定に署名した国は60か国以上ですが、ベトナムは同協定に署名した初めての国の一つです。
BBNJとは、海洋の3分の2以上を占める、国家管轄権を超えた公海及び深海底における海洋生物多様性で、同協定の採択は海洋環境の保護を目指す国際社会の取り組みの歴史的な節目です。同協定は、海洋とその資源の持続可能な開発を促進し、海洋が直面している多種多様な圧力に対処するために、他のステークホルダーの部門横断的な協力に不可欠な枠組みを提供します。この協定を効果的かつ適時に実施することは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」および「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の海洋関連の目標とターゲットの達成に、決定的に寄与すると評されています。
(VOVWORLD)