(VOVWORLD) - 今回の訪問は、ウラジーミル・プーチン大統領の招待を受けたもので、トー・ラム書記長は「対ナチス・ドイツ戦勝80年記念式典」に出席します。
現地時間の5月8日午後、アゼルバイジャンへの国賓訪問を終えた後、トー・ラム党書記長夫妻、およびベトナム高級代表団は、アゼルバイジャンのヘイダル・アリエフ国際空港を出発し、ロシアへの公式訪問を開始しました。今回の訪問は、ウラジーミル・プーチン大統領の招待を受けたもので、トー・ラム書記長は「対ナチス・ドイツ戦勝80年記念式典」に出席します。
到着後、モスクワでトー・ラム書記長はミハイル・ミシュスチン首相と会見しました。この席でトー・ラム書記長は、ベトナムがロシアとの伝統的な友好関係を常に重視していると強調し、包括的な戦略的パートナーシップをさらに強化するために緊密に協力していく意向を表明しました。
これに対し、ミシュスチン首相はトー・ラム書記長とベトナム代表団の訪問を歓迎し、ロシアがベトナムをアジア太平洋地域における最重要パートナーの一つと位置付けていると強調しました。また、今回の訪問が両国の伝統的な友好関係および包括的な戦略的パートナーシップの深化に大きく貢献すると述べました。
両首脳は、政治的信頼の強化と協力の拡大に向け、特にエネルギー、貿易・投資、国防産業、交通、ハイテク、AI人工知能、デジタル経済、医療、教育・人材育成、文化、観光、地方間協力、人的交流といった分野での具体的な方策について協議しました。
また、両国は、省庁、地方、企業レベルでの連携を一層強化し、貿易・投資に関わる障壁の解消や、エネルギー、産業、ハイテク農業、物流、デジタル転換などの分野における共同プロジェクトの推進で一致しました。
ミシュスチン首相は、ロシア政府としてベトナム政府と連携し、両国の高級指導者が達成した内容を着実に実施していくと確認しました。