新しい法律は、個人データの収集から保存、使用、共有に至るまで、データ処理の全過程における保護措置を定めています。これにより、個人情報の取り扱いがより厳格に管理されることになります。

国会国防・安全保障・対外委員会のレ・タン・トイ委員長は次のように語りました。

（テープ）

「この法案は、様々な意見を聞き、必要な修正を加えて、しっかりとした内容に仕上がりました。ベトナムの法律体系にも合致し、国際的な取り決めとも整合性が取れています。特に、個人データを国境を越えて移転する際のルールについて、明確で統一的な規定を設けることができました」

この法律の制定は、個人データ保護に関する世界的な流れに沿ったもので、国際社会におけるベトナムの信頼性向上にもつながると期待されています。
一方、同じ日の国会では、緊急事態法案についても討議が行われました。現在適用されている緊急事態に関する政令は25年以上前に制定されたもので、実際に適用されたことはありません。

新しい緊急事態法は、現在の情勢に対応するため、緊急事態の宣布権限を国会常務委員会に、公布権限を国家主席に明確に定めることを目的としています。

(VOVWORLD)