祭りでは、コーヒーの専門見本市や抽出コンテスト、学術セミナー、国際ビジネスマッチングなどのコーヒー関連イベントを中心に、ライトフェスティバルやロックフェス、国際オフロードカーレースなど多彩な催しが予定されています。また、現地の少数民族文化に触れる観光ツアーや、エコツーリズムなどの体験プログラムも実施されます。
組織委員長を務めるダクラク省人民委員会のグエン・トゥアン・ハー副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「今回で9回目を迎える本祭りですが、基本的な内容は例年を踏襲しています。ただし、今回は特別企画として、ベトナムを代表するコーヒー企業の『チュングエン』グループに開会式の運営を依頼しました。同時に、ダクラク省では東南アジア最大規模となるチュングエンレジェンドエネルギーコーヒー工場の起工式も開催します。約1兆ドン(約59億円)を投じるこのプロジェクトは、同グループによる当省最大の投資案件となります」
なお、ベトナムのコーヒー産業は2024年に輸出額54億ドルを記録し、農産物輸出の主力となっています。開催地のダクラク省でも、昨年の輸出額17億ドルのうち12億ドルをコーヒーが占めています。
(VOVWORLD)