その後の会談で、ザン大臣は、ベトナムが一貫して維持する「四つのノー」の国防政策を強調し、国際法、特に1982年のUNCLOS国連海洋法条約に基づき、あらゆる紛争や意見の相違を平和的手段で解決するという立場を改めて確認しました。また、DOC=海上行動宣言や、実効的で国際法に適合したCOC=海上行動規範の早期締結を支持する姿勢を表明しました。
今後の国防協力の方向性について、両国の国防大臣は、教育訓練、国防産業、国連平和維持活動における協力強化を提案し、さらに海軍、空軍、サイバーセキュリティ、非伝統的脅威への対応、工兵、地雷除去などの分野における経験交流における協力強化で一致しました。
この機に、ザン大臣は2024年ベトナム国際国防展示会に参加したトルコ企業に感謝の意を表明するとともに、次回展示会にも国防省傘下の企業を含め、トルコ国防産業分野で活動を行っている企業の参加を歓迎する考えを示しました。
一方、ギュレル国防大臣は、国防教育分野における両国の積極的な協力を高く評価しました。特に、トルコ国防省が初めて参謀将校をベトナム国防大学に派遣したこと、ベトナム語の教育を受けるため、今後も将校をベトナム軍事科学院に派遣する計画を明らかにしました。また、ベトナムの士官や研修生をトルコの訓練課程に受け入れる用意があると述べました。
(VOVWORLD)