9月11日、ハノイ市内の政府本部で、ファム・ミン・チン首相は、国賓としてベトナムを訪問中のオーストラリアのサム・モスティン総督と会見しました。
席上、両指導者は、相互信頼を築く戦略的な国防・安全保障協力を引き続き強化するとともに、経済、貿易、投資、開発協力、教育・訓練、科学・技術、そして文化や国民交流といった分野における協力をさらに促進していくことで一致しました。
チン首相は、今後2~3年以内に二国間の貿易額を200億米ドルに、投資額を2倍にすることを目指すための措置を推進することや、鉱物、重要鉱物、レアアース、再生可能エネルギーといった潜在的な分野での協力と投資を拡大することを提案しました。また、オーストラリアに対し、ベトナムの国家住民データベース、および国家データセンターの構築、幹部職員の能力向上訓練を支援するとともに、オーストラリア在住30万人余りのベトナム人コミュニティに好ましい条件を提示していくよう求めました。
一方、モスティン総督は、ハノイとホーチミン市にある投資振興事務所を通じて、ベトナムへの投資機会を拡大したいと明らかにするとともに、サイバーセキュリティ分野での協力強化に同意し、2025年10月に予定される国連サイバー犯罪条約の署名式典の開催国としてのベトナムを支持しました。さらに、両国の国防関係をさらに深化させ、平和維持に貢献したいとの意向を示しました。
(VOVWORLD)