現地時間の19日正午、アルジェの首都でベトナムのファム・ミン・チン首相とシフィ・グリエブ首相が共同記者会見を行い、会談の成果と、両国が合意した「戦略的パートナーシップ」の早期具体化に向けた方向性を発表しました。
会見でグリエブ首相は、合意した内容を速やかに実効性のある行動へと移し、ベトナムとアルジェリアの二国間協力を、国際関係全体、特に南南協力の模範となる関係へ発展させる必要があると強調しました。
チン首相は、関係格上げは両国のあらゆるレベルにおける高い政治的信頼を示すものだと述べ、経済、投資、文化、科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション、教育・研修など多方面で協力の規模・範囲を拡大していく方針を示しました。特に、経済協力を両国関係をより深く実質的に発展させる基盤と位置付けました。
会見に先立ち、両首相は協力文書の署名式に立ち会いました。署名されたのは、ベトナム・アルジェリア経済・科学技術協力合同委員会第13回会議の議事録、両国建設・住宅都市計画分野の協力に関する覚書、公的債務処理に関する議定書の付属文書、教育分野の協力協定、ベトナム商工会議所(VCCI)とアルジェリア商工会議所(CAC)の覚書、ベトナム通信郵便技術学院とアルジェリア・ブーメディエンヌ科学技術大学の覚書、そして両国商工省間の、二国間貿易協定の研究・評価・交渉開始促進に関する意向書です。
同日午後、両首相は政府機関や企業の代表者500人以上が参加したベトナム・アルジェリア経済フォーラムに出席し、企業間交流と協力深化の可能性を共有しました。
(VOVWORLD)







