会合は「21世紀における全ての人へのチャンスの現実化」と題する共同声明を採択し、「各国は新型コロナ対応で緊密に協力し、持続可能な成長と質の高い雇用創出を優先課題に位置づけ、労働者、中でも弱者や、損失を受けやすい人、インフォーマルセクターの労働者の保護を目指す包摂的な社会保障システムの充実を進める」と強調しました。
会合で、発言に立ったベトナム労働傷病軍人社会事業省のダオ・ゴック・ズン大臣は共同声明を高く評価するとともに、ベトナムをはじめ、ASEANの幾つかの活用を紹介しました。その中で、ベトナム政府は新型コロナにより、深刻な影響を受けた労働者や企業を支援するため、およそ2838億ドル相当の補助パッケージを打ち出したと明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム政府は企業に対し、困難を乗り越え、回復・発展を遂げるため、補助パッケージ第2弾を打ち出す計画です。また、社会的に困難に直面している人々の支援や労働者の再訓練を進めていきます。政府の断固たる措置と企業、労働者の努力により、今年、ベトナム経済はプラス成長を遂げると予測されています。」