セイヤー教授によりますと、2020年、ベトナムはASEAN議長国として地域の新型コロナ対応策を提出した上で、新型コロナ対応と回復を目指す加盟諸国の連携の強化、大国間の競争が激化している中でのASEANの中立的な立場と中核的な役割の確保、RCEP=東アジア地域包括的経済連携協定の交渉終結・締結、国際法、1982年国連海洋法条約の重要性の強調を通じてベトナム東部海域に関するASEAN政策の強調で指導的役割を示しました。また、今年、ベトナムは国連安保理非常任理事国として国連を中核とする多国間主義の推進、ASEANを含む地域組織の役割の向上、ASEANと国連、安保理との協力の拡大、国際法、国連憲章の遵守を基礎にグローバルな安全保障の構築に貢献してきました。
セイヤー教授はベトナムが国内の新型コロナ感染拡大の防止に成功したことにより、新型コロナ対応でASEANを牽引することができたと強調しました。