席上、国連安全保障理事会理事国の代表らはイスラエルのヨルダン川西岸合併計画に懸念を示し、反対するとともに「これは国際法、国連憲章、安保理の各決議に深刻に違反するものである」と強調しました。
会合でベトナムのダン・ディン・クイ国連大使はイスラエルが7月1日に、パレスチナのヨルダン川西岸地区の一部を合併しようと計画していることに「深い懸念」を表明し、合併計画は「国際法に違反し、イスラエルそのものの長期的な利益に逆行してしまう」と述べました。また、この計画が実施されれば、二国家共存構想、並びに中東地域の平和、安定に深刻な影響を与える恐れがあり、パレスチナ人が直面している人道的な危機を悪化させるとしています。
また、クイ大使は国際社会に対し、パレスチナ人、及び国連パレスチナ難民救済事業機関の予算に対する援助を強化するよう呼びかけました。