ハノイでのネット配信を通じて国際電気通信連合のZhao Houlin事務総長も参加しました。
開幕式でチン首相は「世界でかつてないほど迅速な変動があり、新型コロナのパンデミックが発生している中でデジタル転換が正しい方向であり、新常態での活動を確保するとともに、経済回復、国民の健康と安全の保護に貢献する」と強調しました。また、ベトナム政府はデジタル・インフラやデータベースを国家デジタル転換の重要な支えと見なし、デジタル企業は国家デジタル転換で重要な役割を果たし、2025年までデジタル・エコノミーをGDP=国内総生産の20%以上、2030年までに30%以上を占めるという目標の達成に貢献するとしています。
また、チン首相はITUに対し、デジタル転換と情報格差の縮小の加速で加盟諸国を引き続き支援していくよう提案しました。
さらに、「デジタル・ワールドの構築で力を合わせよう」をテーマにした「ITUデジタルワールド2021」閣僚会議でチン首相はデジタル・ワールドでの協力に関する優先課題について触れた上で、デジタル転換に際し、人民を中心に置く必要があり、誰一人も取り残してはならいないとの見解を示しました。そして、デジタル・ワールドはサイバーセキュリティとデジタル主権の確保を基礎に築かなければならないとしています。
なお、「ITUデジタルワールド2021」にはベトナムを含め、40の国と地域の2Dと3Dバーチャル・ストアおよそ150カ所が設けられ、各企業の製品やサービス、デジタル・ソリューションなどが出展されています。これらのストアは10月12日~1か月にわたり開催される予定です。