席上、発言に立ったチン首相は、両国間には多くの分野で大きな協力の潜在力があり、新たに確立された戦略的パートナーシップの枠組みがこれらの協力に新たな有利な空間を開くと明言しました。当面、チン首相はベトナムの投資家に対し、エネルギー分野、特に風力発電と太陽光発電への集中的な投資を行うとともに、石油精製・化学製品の生産拡大を継続していゆくよう呼びかけました。
さらに、チン首相は軍系通信大手Viettelグループに対し、アルジェリアのパートナーと協力して5G、6G機器を生産するよう提案しました。
「ベトナムはアルジェリアにおける茶の栽培から5Gチップの生産に至るまで投資を行うことが可能です。アルジェリアの土地と資源、それにアルジェリア国民の知恵、そしてベトナム国民の知恵、さらには過去、現在、未来における連帯、団結、相互支援の精神が加わることで、我々はアルジェリアの資源と自然を、まずアルジェリア国民、そしてベトナム国民のための富と物質に変えることができるのです」
一方、アルジェリアのシフィ・グリエブ首相は、GDP国内総生産高の2600億ドルを超え、アフリカ第3位の経済大国であり、特に豊富な石油とガスなどに恵まれているアルジェリアが、現在、経済の転換と多様化を目指していると述べました。そのため、アルジェリアはテクノロジー、農業、デジタル・トランスフォーメーション、エネルギー、石油・ガス、医薬品などの分野でベトナムと緊密に連携し、観光を促進すると同時に、南南協力の枠組み内で三国間協力モデルを構築することを望んでいるとしました。
(VOVWORLD)







