席上、フエ議長は、「ベトナムはスイスとの従来からの友好協力関係を常に重視している」と明らかにするとともに、スイスが1991年~2021年期にベトナムに対して約6億ドルのODA政府開発援助額を供与したほか、新型コロナウイルス感染症の予防対策においてベトナムを支援してきたことに感謝しました。双方が各級代表団の往来を強化し、党、国家のチャンネルでの提携、草の根交流を推進する必要があると提案しました。
また、フエ議長は、両国がベトナムと欧州自由貿易連合との自由貿易協定の締結に向けた交渉を早期に開催するよう望んでおり、両国の議会が知見の共有、協議メカニズムの活用を継続するとともに、多国間議会フォーラムにおいて互いに支持し合うことで一致しました。
一方、マーティン・キャンディナス議長は、「スイスは、2050年までに排出量を実質ゼロにするというベトナムの公約を歓迎するとともに、環境保全と気候変動対策においてベトナムとともに歩む用意がある。ベトナムを地域における戦略的開発パートナーと見なしており、来年中にベトナムと欧州自由貿易連合との自由貿易協定の締結を完了させたい意欲がある」と明らかにしました。
(VOVWORLD)