ノルウェー、スウェーデン、フィンランを、12月27日、強い嵐「ヨハネス」が通過し、航空機のトラブルや大規模な停電が発生したほか、2人が死亡しました。
フィンランドでは、ラップランド地方のキッティラ空港で、およそ150人を乗せた旅客機が着陸時に滑走路を逸脱しました。また、10人が搭乗した小型機もキッティラで雪原に滑り込みましたが、いずれも死傷者はありませんでした。この嵐の影響で、ロヴァニエミ空港やイヴァロ空港など、フィンランド最北の地域ラップランドの主要な冬季観光地でも、一部の便が欠航または遅延しました。
一方、スウェーデンでは、嵐の通過に伴い2人が死亡しました。スウェーデン気象・水文研究所(SMHI)は、嵐の接近を受け、同国北部の広い範囲に強風警報を発令しました。
停電も深刻で、スウェーデンでは4万世帯以上、フィンランドでは12万世帯が影響を受け、特にフィンランド西部で被害が大きかったとしています。
(VOVWORLD)