3日午後、チャン・タイン・マン国会議長夫妻率いるベトナム国会代表団は、シンガポールを発ち、同国への公式訪問を成功裏に終え、日本への公式訪問を開始しました。
訪問期間中、マン議長はシンガポールのターマン・シャンムガラトナム大統領およびローレンス・ウォン首相と個別会見し、シー・キアン・ペン国会議長とも会談しました。
これらの席で、両国の指導者は、協力の重要な柱をさらに強化し、情報交換を行い、社会経済発展における新たな課題に対処する経験を共有することへの決意を確認しました。また、両国の強みを活かした投資促進を通じて、グリーン物流、データセンター建設、半導体チップの製造、クリーンエネルギー、カーボンクレジット、食料安全保障、グリーン金融といった新たな分野での飛躍的な発展を目指す方針で一致しました。
マン議長とシー・キアン・ペン議長は、両国の国会間協力協定を引き続き効果的に実施し、戦略的パートナーシップをさらに深化させ、新たな発展段階に引き上げることの重要性を強調しました。また、体制や政策、法制度の完備、マクロ経済の安定確保、対外関係の拡大、国際統合の向上といった分野における経験共有を強化することで合意しました。さらに、両国の国会委員会や機関間、さらには若手議員や女性議員を含む議員間の協力活動も推進していく方針です。
これを機に、マン議長はシンガポール側に対し、ベトナム企業や投資家、そしてシンガポールで生活し、働き、学ぶベトナム人に好ましい条件を提示するよう提案し、「これは両国関係の発展に寄与するとともに、シンガポールの社会経済発展への貢献にもつながるものである」と語りました。
また、マン議長はベトナムに進出するシンガポールの主要企業の代表者と会見したほか、在シンガポールベトナム大使館の職員や現地在住ベトナム人コミュニティの代表者らとも懇談しました。
今回のシンガポール公式訪問は、両国の国会間協力をより実質的かつ持続可能な形で深化させたほか、両国の戦略的パートナーシップを推進し、友好関係を強化する上で重要な成果を達成しました。この訪問を通じて、ベトナムとシンガポールの協力は、あらゆる分野でさらなる発展と実質的な効果が期待されています。
(VOVWORLD)