シンガポールのUOB銀行が8日発表したところによりますと、ベトナムの第2四半期のGDPは前年同期比7.96%の成長となり、市場予想の6.85%を大きく上回りました。
また、今年上半期全体でも7.52%の成長を記録し、これは2011年以来13年ぶりの高い伸び率となっています。
この好調な成長の背景には、輸出の大幅な増加があります。関税適用前の駆け込み需要で輸出が14%増加しました。これは、トランプ政権が関税政策を見直し、90日間の交渉期間中は一律10%の基本関税にとどめると発表したことで、市場心理が改善したことも影響しています。
UOB銀行は、ベトナムの輸出がさらに拡大すると予測しており、今年のGDP成長率の見通しを引き続き上方修正する方針です。
(VOVWORLD)