12日、ハノイの党中央本部で、トー・ラム書記長は、ベトナムを公式訪問中のリトアニアのギタナス・ナウセダ大統領と会見しました。
会見で、トー・ラム書記長とギタナス・ナウセダ大統領は、両国間の伝統的な友好関係の促進を目指す幾つかの主要な措置について意見交換を行いました。具体的には、高級会合や各レベル代表団の交換と接触の強化、経済・貿易・防衛・安全保障・科学技術・イノベーション・エネルギー・農業・労働など多分野での協力の推進が挙げられました。また、両首脳は、両国間の友情をより一層深めていくように、教育や文化、草の根交流の分野での協力・交流を強化することの重要性を強調しました。
トー・ラム書記長はリトアニア政府に対し、リトアニアに居住・労働するベトナム人コミュニティに引き続き好ましい条件を提示していくよう要請しまし、また、情報技術やフィンテック、AI人工知能、サイバーセキュリティといったリトアニアの強みを活かした分野において、ベトナム人学生の育成支援を強化するほか、在リトアニアベトナム人コミュニティの開発をを量・質ともに強化し、両国の伝統的な友好関係および多方面にわたる協力を推進する架け橋を引き続き果たしていくよう提案しました。
双方は共に関心を持つ地域と世界問題、中でもベトナム東部海域について協議し、同海域での平和、安定、海上・上空の自由航行を維持し、国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約に沿って平和的措置で解決することの重要性を強調しました。
(VOVWORLD)