式典でトー・ラム書記長は、ベトナムが気候変動の影響を最も深刻に受けている国の一つであると指摘しました。植樹や森林の保護・育成を「グリーン経済」戦略と連携させることで、「グリーンインフラ」に基づく新たな成長モデルの構築と、環境に配慮した社会の実現を目指すと述べました。また、行政機関や各部門、そして国民一人一人に対し、環境保護への責任意識を高め、地域社会全体で取り組む運動の展開を呼びかけました。トー・ラム書記長は具体的な取り組みについて次のように語りました。

（テープ）

「ニンビン省の各行政機関をはじめ、関係省庁、ベトナム祖国戦線、中央・地方の各団体は、植樹祭の意義や植林活動の重要性、その長期的な効果と社会的価値について、具体的かつ実践的な方法で広く市民に周知していく必要があります。同時に、植樹活動への積極的な参加を促進するとともに、森林保護への意識向上を図り、森林火災の予防や違法伐採、無秩序な開発の防止に向けた実効性のある対策を実施することが求められます。さらに、各地域や組織の実情に即した植樹活動を展開し、形式にとらわれることなく、実践的で効果的、かつ効率的な取り組みを進めていくことが重要です」

同日午前、トー・ラム書記長はニンビン省の特別国家遺跡であるホアルー古都を訪れ、ディン・ティエン・ホアン帝廟とレ・ダイ・ハイン帝廟で国家に貢献した歴代皇帝を追悼しました。

先帝の御霊前では、トー・ラム書記長は、党・軍・国民が一致団結して困難を乗り越え、第13回党大会で決議された目標達成に向けて邁進することを誓約しました。民族の革命精神と愛国の伝統を継承し、国家の新たな発展を目指すことを表明しました。

(VOVWORLD)