この機会について、レ・ティ・トゥ・ハン外務次官は、ITや量子技術、AI=人工知能、デジタル・グリーン・トランスフォーメーション、バイオ医療など、ブルガリアが強みを持ち、ベトナムが需要を有する分野での協力拡大が期待されると明らかにしました。また、ASEAN=東南アジア諸国連合とブルガリア、さらにベトナムとEU=欧州連合を結ぶ信頼の架け橋を一層強固にする機会にもなるとしています。
ハン次官はさらに、この訪問が貿易・投資分野で新たな協力の機会を切り拓き、双方の市場アクセスの一層の拡大や、EVFTA=ベトナム・EU自由貿易協定の効果的な実施、そして欧州委員会によるEVIPA=ベトナムとEUの投資保護協定の早期批准を後押しすることで、ブルガリアをはじめEU各国との投資や貿易額がさらに高まることに期待を示しました。
このほか、両国民の人的交流や観光・文化、教育・人材育成の分野でも協力が深まることへの希望を表明し、これまでハノイで開催されたブルガリアのバラ祭りやスラブ文字の日などに続き、文化・芸術交流の一層の強化に期待を寄せています。
(VOVWORLD)