7日午後、ハノイで、政府の10月月例記者会見が行われました。
席上、計画投資省のチャン・クォク・フオン次官は、9月7日にベトナム北部に上陸した「台風『ヤギ』による被害を受け、ベトナムのGDP=国内総生産が約0.15ポイント減少した」と明らかにしました。
しかし、第3四半期のGDPは7.4%増、年初からの9カ月間のGDPは前年同期比6.82%増と予想されていることで、年間を通じて7%の成長目標が依然として維持されると報告されました。
年末までの解決策に触れ、フオン次官は、次のように語りました。
(テープ)
「報告の中で、ハノイとホーチミン市はより高い成長を達成した場合、全国の経済成長に非常に良い影響をもたらす可能性があるという情報が取り上げられました。ハノイとホーチミン市は全国の経済開発におけるけん引役としての役割を果たしているからです。こうした事情を踏まえ、今後、計画投資省は、政府定例会議の決議の完備や政府の指示の実施などを目指、し政府事務局と連携します。」
また、フオン次官によりますと、台風「ヤギ」は、ベトナム東部海域(南シナ海)に30年ぶり、さらにベトナム本土に上陸した70年ぶりの最強の台風として記録されました。台風「ヤギ」通過後、政府は災害復旧に向けて金融・財政政策と支援政策を発布しました。政府の迅速な対応と、企業、団体などの支援により、復旧作業が着実に進んでいるとしています。
(VOVWORLD)