第4回開発資金国際会議(FfD4)の枠内で、7月1日午後、スペインのセビリア市において、ホー・ドック・フォック副首相は「国際開発協力の刷新」をテーマとする円卓討論セッションに参加し、基調講演を行いました。
フォック副首相は、国際開発協力の刷新は単なる選択肢ではなく、開発目標を達成するための急務であると強調しました。フォック副首相は5つの提案を示し、その中には国際開発協力を多目標志向に改革すること、貧困撲滅のみならず、持続可能な方向での経済構造転換にも資すること、公正で包摂的、人民を中心とする国際金融システムの改革を推進すること、各国、開発パートナー、民間セクター間のより効果的な協調メカニズムを構築し、資源の補完性と相乗効果を確保することが含まれています。
これに先立ち、同日午前のFfD4会議全体討論セッションにおいて、フォック副首相はグリーントランスフォーメーション、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション、循環経済などの新たな成長エンジンとなる分野の発展に資する資金源の開拓を提案し、開発途上国への優先的配慮を求めました。
また、フォック副首相はタンザニアのフィリップ・イスドル・ムパンゴ副大統領やオーストラリアのアン・アリー中小企業・国際開発・多文化問題担当大臣と会見しました。
(VOVWORLD)