14日、ファム・ミン・チン首相は、フエ市、クアンガイ省、ザライ省、ダクラク省の4つの地方に2025年中央予算の予備費から2,650万米ドル超を支援する決定に署名し、自然災害の被害を克服するための金額を割り当てました。
この金額は、各地方が倒壊した住宅の再建や屋根が吹き飛ばされた家屋の修繕など、住民の住まいへの支援に集中すること、緊急の災害地域での住民の安定的な居住の確保、教育・医療・交通・灌漑などの重要インフラの復旧に役立てることを目的としています。
これに先立つ10月末から11月初めにかけて、ハティン省からダクラク省に至る各地は連続して自然災害・台風・洪水に見舞われ、特にフエとダナンで発生した歴史的な長期間の大雨・洪水は、人命や住宅、学校、重要インフラ、そして生産・事業活動に甚大な被害を与え、住民の生計、収入、生活に大きな影響を及ぼしました。
農業・環境省の暫定統計によりますと、ハティン省からダクラク省までの地域での自然災害により、90人が死亡・行方不明、273人が負傷、約2,300棟の家屋が倒壊、680隻以上の船舶が沈没・損傷するなどの被害が発生し、総損害額は10億米ドルを超えると推定されています。
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