演説の中で、マン議長は、持続可能な開発は社会的公正の進展と密接に結びついて進められるべきであると強調しました。また、すべての政策は貧富の格差を是正し、国民一人ひとりが開発の成果を享受できるようにすることが議会の責務であると確認しました。

新たな発展の時代を見据え、ベトナム国会は法的枠組みの整備を進めるとともに、制度上の課題を迅速に解消し、資源の活用を促進しています。また、科学技術の応用、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション、グリーン経済やエネルギー転換をも推進し、社会的公正を確保しつつ、国の迅速かつ持続可能な発展を目指しています。

さらに、ベトナム国会は、今後も各国議会と連携しながら、人類共通の開発目標の実現に向けて力強く取り組んでいく決意を示しました。

そして、マン議長は、現在の国際情勢の中で、各国の国会議長が国際協力を強化し、経験を共有し、政策づくりの過程で互いに支援し合うことの重要性を訴えました。その際、発展志向の精神を中核とし、国民を政策の中心に据えること、民意を反映する立法機関としての本質を明確にする必要があると述べました。

平和の維持や、国際法に基づく紛争や対立の解決において、IPU加盟国の議会間での行動の連携と国際協力を一層強化すべきであると呼びかけました。

マン議長の演説は、IPU加盟国の議員から大きな関心を集め、好意的な反響を得ました。

(VOVWORLD) -