(VOVWORLD) - 4月30日夜、ベトナム南部解放・国家統一50周年を祝う華やかな記念行事がホーチミン市中心部で開催され、数万人の市民や観光客が詰めかけ、祝祭ムードに包まれました。
グエンフエ通りの歩行者天国は記念行事の中心会場となり、騎馬隊のパレードや市民参加型の芸術パフォーマンス、交響楽の演奏、3Dマッピングなど多彩な催しが繰り広げられました。また、トンドゥックタン通りからホアセン噴水にかけては、騎馬機動警察によるパレードが行われ、注目を集めました。
ロンアン省からの来場者であるビック・トゥイさんは、次のように語りました。
(テープ)
「馬と兵士が一緒に行進するパレードを目にするのは今回が初めてで、感動して言葉になりませんでした。以前はこうした催しについてあまり知りませんでした」
一方、ホーチミン市人民委員会庁舎の正面では、3Dマッピングによる光の演出が行われ、来場者はホーチミン市が解放されてからスマートシティに至るまでの発展の道のりを映像で体感しました。現代音楽と伝統音楽が融合した演出が印象を残しました。
さらに、グエンフエ通りやバクダン公園、サイゴン川沿いでも多くの文化芸術イベントが展開され、街全体が祝賀ムード一に包まれました。
ホーチミン市在住のチャン・ティ・トゥイさんは、次のように語りました。
(テープ)
「ここに来て、皆が本当に嬉しそうで、平和な国に暮らせることの幸せを実感しました。今日という独立を享受できるのは、命をかけて戦ってくれた先人たちのおかげです。それがどれほど貴重なものか、ここに来て改めて感じました。この街に住んでいることを誇りに思っています。全国から人が集まってきて、本当に感動的でした」
同日夜9時から9時15分まで、ホーチミン市で花火が打ち上げられ、祝賀イベントのクライマックスを華やかに彩りました。