8日、ボツワナの最北端にあるカサネ市で開催中のユネスコ=国連教育科学科学機関の無形文化遺産保護条約(2003年条約)に関する第18回政府間委員会会議で、ベトナムがアジア太平洋地域を代表する同委員会の副議長に選出されました。
ベトナムがユネスコの無形文化遺産保護条約に関する政府間委員会のメンバーに選出されたのは今回が2回目です。ユネスコ駐在ベトナムのレ・ティ・ホン・バン大使はベトナムがユネスコの重要な機関の副議長に選出されたことは国際社会におけるベトナムの地位が高まていることの証であり、無形文化遺産をはじめ、文化遺産の維持、保存活動に対するベトナムの前向きな貢献を確認するものでもあると明らかにしました。
また、バン大使はユネスコの無形文化遺産保護条約に関する政府間委員会の副議長に選出されたことにより、ベトナムは2003年の条約で定められている目標と優先課題の実施に有利な条件が提示されるようになると述べました。
なお、24か国のメンバーで構成される政府間委員会は、無形文化遺産の保護に関するユネスコの主要な執行機関であり、条約実施の監視、保護措置の提案、国際支援の実施、無形文化遺産登録申請書類の審査などを行う機関です。
(VOVWORLD)