フィリピンの気象当局は、遠隔地のバブヤン諸島に最高レベルの台風警報を発令し、低地や沿岸部の住民に対し、高潮や洪水の可能性に備えて避難するよう呼びかけました。

また、台風の外側降雨帯がルソン島北部を襲い始めたことを受け、広範囲にわたる停電、地滑り、危険な海域の発生を警告しました。航空会社はルソン島路線を中心に十数便の国内便を欠航とし、港湾ではフェリーの運航を停止しています。

台風は正午ごろにバブヤン諸島に上陸するか通過し、その後ルソン海峡を横断すると予想されています。

台湾を直撃することはありませんが、台風の外側降雨帯は人口の少ない台湾の東海岸に大雨をもたらすと見通しで、台湾は陸海警報を発令し、台東や花蓮など東部の都市への航空便を欠航としました。（ロイター）

(VOVWORLD)