中国の広東省深セン市は22日、非常に強い台風18号(アジア名:ラガサ)が中国南部に接近する中、市民40万人の避難準備を始めました。
フィリピン気象庁によりますと、台風はフィリピンのカラヤン島(バブヤン諸島の一部)に午後3時(日本時間午後4時)に上陸りました。午後2時(同午後3時)時点で、中心付近の最大風速は毎秒約60メートル、瞬間風速は毎秒約82メートルに達しました。
深セン当局は21日夜、沿岸部や低地の住民数十万人を避難させる計画を発表し、大規模な避難態勢を整えました。
広東省の複数の都市では、台風の影響で授業や業務が中止され、公共交通機関も運休となりました。
香港に拠点を置くキャセイパシフィック航空は、500便以上のフライトがキャンセルされる見込みとし、香港国際空港発着の旅客便は22日午後6時以降停止し、「25日の日中に再開予定」としています。
台湾の国立気象局も、東部で「極端な荒天」が予想されるとして注意を呼び掛けています。(AFP)
(VOVWORLD)