南の土地は今までベトナム国の最大のフルーツボウルで有名になってきた。タイニン省にはバデンのカスタードアップルが特産物である。バデンのカスタードアップルは全国市場の40％以上の市場シェアを占め、同地方の経済の大きな価値を持っている農産物の一つである。

カスタードアップルはカリブ地方から由来した熱帯果樹のー種で、バンレイシとも呼ばれている。カスタードアップルは糖、カルシウム、リン、各種のビタミンを豊富に含んでいるため、健康に非常に良い。カスタードアップルには、硬いもの、やわらかいもの、長いもの、紙のもの、紫のもの、ガマ皮のものなど、多くの種類がある。その中で、硬いものは最も人気のある品種であり、バデン山で主に栽培されている。

バデンのカスタードアップルはおいしさと高い栄養価で有名である。 カスタードアップルを収穫している。

バデン山地方の気候は一年中温暖で、昼間は晴れているが、あまり暑くなく、夜は長く低温なので、カスタードアップルの開花を早め特に、昼夜の温度差が平均8～10度で、一年の各季節の温度差が平均1,5～3.0度で、つまり、気候が安定して、いてカスタードアップルが一年中開花して実ることができる。毎年 収穫シーズン（8月～9月）に入ると、バデンのカスタードアップルの産量は3000〜3500トン/ haに達することができる。それに加えて、バデン山は古代沖積での灰色の典型的な土壌であると共に、なだらかな山岳で水浸しない地形のため、浅薄に植えて浸水で生きないカスタードアップルの栽培に非常に適した。

現在、バデン山の麓に沿ったコミューンとその周辺のコミューンは全国の最大のカスタードアップルの主生産地方となり、現在の栽培面積が約4500 haで、2015年までに約5000 haになると推定されている。 2005年以降、タイニン町におけるタインタンカスタードアップル農協はバデンのカスタードアップルの商標を保護するために設立された。近年では、国家の貴重な農産物の保全と発展のポリシーのおかげで、バデンでの各種のカスタードアップルの開発も順調に行っている。

カスタードアップルの植栽は地方の人民に高い経済効率をもたらす。

適切なプリシーや政策により、バデン山の周辺のコミューンには多くのカスタードアップルの主生産地域を形成できた。このような集中生産地域の設立はカスタードアップルの栽培職業が大規模のマス生産方向で発展でき、地元の数万人の労働者の雇用問題を解決することにも役に立つ。労働者は主に植栽、養成、収穫、加工、経営などの仕事に関わる。

現在、タイニン省のバデンのカスタードアップルの約80％は全国のほとんどの各省の主要市場やスーパーマーケットで消費されている。その中で、ハノイやホーチミンなどの大都市に集中している。さらに、バデンのカスタードアップルバはカンボジア、マレーシア、カナダ、フランスなどにも輸出されている。

最近、ベトナム情報局はバデンのカスタードアップル商品に対して地理的表示登録の証明書を付与した。これは、バデンのカスタードアップルのブランドが市場で強く発展し、同類の製品との競争力を向上させ、地方の威信と消費者の利益に影響を与えるいんちきな商標や誤用を防ぐための良いスタートである。

文：グエン•ヴ•タンダット
撮影：レーミン

文：グエン•ヴ•タンダット - 撮影：レーミン