6日午前、昆明市で、第8回拡大メコン圏サミットへの出席を機に、ファム・ミン・チン首相はADB＝アジア開発銀行の浅川雅嗣総裁と会見しました。
席上、チン首相は、ADBがベトナムの社会経済開発プロジェクトに重要な資金を提供し、ベトナムの貧困解消に積極的に貢献してきたことに感謝の意を表しました。
また、ADBがベトナムに対し、デジタルトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーション、クラウドコンピューティングなどの新興分野や大規模な変革的インフラ整備プロジェクト、中でも洋上風力発電プロジェクトや都市鉄道、高速鉄道建設プロジェクトなどプに低金利借款の供与を継続するよう提案しました。
一方、ADBの浅川総裁は、ADBが2050年までにベトナムがネットゼロ排出を達成するためにサポートする用意があると述べました。特に、自分とADBは今後もベトナムと共に歩み、マクロ経済政策、金融政策、財政政策などのコンサルティングにおいてベトナムを支援し、収支バランスの確保や、インフレ抑制、成長の促進を目指すとしました。また、ベトナムのグリーン経済、デジタル経済、循環経済の開発、経済競争力の向上、ベトナム企業のグローバルサプライチェーンへの広範な参入をサポートすると表明しました。
(VOVWORLD)
