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アセアン

スアン・トゥイ国立公園、ASEAN遺産公園に認定

スアン・トゥイ国立公園は、ザオミン、ザオホア、ザオフックの各村にまたがる河口の湿地を守るために設けられました。

先ごろ、北部ニンビン省ザオミン村で、スアン・トゥイ国立公園がASEAN東南アジア諸国連合の遺産公園に認定され、その受章式が行われました。これはベトナムで15か所目、東南アジアでは69か所目となります。この認定は、ベトナム、とりわけニンビン省の生物多様性の保全に向けた取り組みが評価されたものです。

ASEAN生物多様性センターのジェローム・モンテマヨール所長(右から2人目)が、スアン・トゥイ国立公園にASEAN遺産公園の認定証を授与(写真:baoninhbinh.org.vn) 

スアン・トゥイ国立公園は、ザオミン、ザオホア、ザオフックの各村にまたがる河口の湿地を守るために設けられました。生きものの種類が豊かで、数百種の水鳥が生息し、その中には世界的に保護が必要とされる希少な鳥も含まれています。

同公園のブー・クオック・ダット副園長は次のように話しました。

「スアン・トゥイ国立公園は、ベトナムの河口沿岸に広がる代表的な湿地の生態系として知られています。面積はおよそ7100ヘクタールで、そのうち1500ヘクタールがマングローブ林です。ここは渡り鳥、とくに水鳥の重要な中継地となっています」

スアン・トゥイ国立公園の一角(写真:国立公園提供) 

1989年、この湿地はベトナムと東南アジアで初めてラムサール条約の登録地に認められ、ベトナムは同条約の50番目の加盟国となりました。現在、公園では203種の植物、110種のプランクトン、385種の無脊椎動物、155種の魚類、400種以上の昆虫が確認されています。

また、東アジアからオーストラリアへと続く渡り鳥のルート上に位置し、地域だけでなく世界の生物多様性の保全にも重要な役割を担っています。ダット副園長は次のように語りました。

「確認されている220種以上の鳥のうち、およそ150種が渡り鳥です。現在は、ベトナムのレッドリストに載る9種を含む希少な鳥の観察を進めています。たとえばクロツラヘラサギは、2017年から2018年には50~60羽でしたが、2023年も同程度が確認されています」

今回の認定により、スアン・トゥイ国立公園はベトナムを代表する湿地保護区としての位置づけがさらに強まりました。今後は、森林の保護や生態系の維持、特に希少種や渡り鳥の保護をいっそう進めていきます。

あわせて、環境教育や意識向上の取り組み、研究や国際協力、ASEAN各国との交流も強化し、持続可能な湿地の保全と活用を目指します。

(VOVWORLD) 

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