11/05/2019 21:40 GMT+7 Email Print Like 0

5S、ベトナムの企業の作業効率を高める手段

JICAが3年間実施しているベトナム中小企業の作業生産を高めるプロジェクトの中、5Sという改善活動は効果を発揮し、多くのサポーティングインダストリー企業を援助し生産効率の向上に効果を与えた。
Indohoa会社のドー・ハイ・イエン労働者は「6か月間、仕事で5Sを実践し身につける事により、私の作業生産率が70%増えました。」と述べた。
5Sというのは整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をローマ字で表し、仕事に必要なモノだけに絞り、作業を行い易くするように整理・整頓することによって、職場の抱える課題を解決するための改善活動である。

それは労働者の一人の主観のコメントではない。イエンさんは5Sの効果について分析した。以前は600万ドンの給料で、1日1,000個の製品を生産しなければならなかった。1,000個完成するためにいつも残業し、日曜日も働くこともあり、毎日、目標を達成するため、5時半過ぎて帰っていた。

しかし、今、イエンさんは残業しなく、毎日5時前に帰ることができるようになった。

イエンさんは5Sを応用する効果について「5Sのおかげで、道具を探したり、不良品の中から良品を分ける時間がかからなくなります。それは無駄な時間で、必要のない仕事です。」と述べた。



イエンさんは毎日、朝の作業前と午後作業が終わった後5分から10分職場を掃除する、以前は、その作業は1時間かかっていた。今、その時間を生産に使っている。



Indohoa会社の労働者にボランティアで5Sを指導する武藤氏は、労働者たちの皆から「武藤先生」と親しく呼ばれる。


Indohoa会社で行われたコミュニケーションで労働者に5sを指導する武藤氏


会社のそれぞれの部門に置かれた看板に書いてある5S


5Sの他、Indohoa会社の労働者がKaizenについても紹介された。


ベトナム企業に生産力の改善を援助するために、ハイフォン計画・投資局でボランティア活動をする正武藤氏


5Sを紹介した後、Indohoa会社の指導者と会談する武藤氏


JICAの専門家と会談する武藤氏

 

仕事が早く完成することで、余暇の時間だけでなく、家族の世話をする時間もできる。



それは労働者が5Sを実践することにより、生産力に有効な結果を獲得したことである。



Indohoa会社のヴ―・クアン・フイ社長は5Sを使用実践したことにより、多くの改善があった、その内、最も大きく変ったことは社員、労働者などの労働意識が変わり、優しい労働環境を作り出したことである。これは労働意識の効果に貢献する。



フイ社長によると、5Sは今のような包装印刷の会社に対して必要なことであり、労働者が5Sを実行することによって、多くの無駄な作業がなくなった。

Indohoa会社の労働者に5Sを指導する武藤氏は、皆から「武藤先生」と親しく呼ばれる。



63歳になった武藤さんは退職前、新しい化学成品を生産する日本とドイツの多国籍グループの会社で働いた。今は、JICAのボランティアとして、ハイフォン計画投資局でベトナム企業への援助を目標として活動している。



ベトナムで働いた2年後、武藤氏は日本企業とベトナム企業を比較し双方の違いを理解した。武藤氏はベトナム企業を援助する際、そのための方法を教えるためには、具体的な方法を作り出すことが大切であるという考えに至った。



5SはIndohoa会社の労働環境と考えを変えた。特に、労働者は改善に積極的な考えをもつようになった。



フイ社長は5Sは現代のような包装印刷の会社に対して必要なことであると述べた。



Indohoa会社の働き環境は5Sのおかげできれいになった。


5Sの表示がそれぞれの部門に貼られ、労働者が5sを実施し、理解できるようにしている。


以前の作業場は、製品がバラバラに置かれ、生産する労働者の妨げとなっていた。
 

Indohoa会社は品質も生産力も改善された。武藤氏が伝えた5Sはベトナム企業に効果的に発揮された。



5Sはこの数年間、ベトナムで紹介され、ベトナムの各企業を援助した。



特に、JICAが実施する理論と実践を一体化させたプログラムを運用し、ベトナム中小企業の生産力改善プロジェクトは、ベトナムの各企業は労働環境の役割について理解し、人材が生産力を改善させる重要な要素であることを理解するようになった。



文:タオ・ヴィー
撮影:ヴィエット・クオン