01/12/2020 10:54 GMT+7 Email Print Like 0

裾野産業界発展に努力するベトナム企業

商工省の統計によると、ベトナムには部品・部材を生産する企業が2千社近くあり、その中の300社は多国籍企業の生産ネットワークに参加している。裾野産業に属する企業数は加工製造業総数の4,5パーセントを占める。2020年、ベトナムはベトナムにおける組立て企業と多国籍企業に供給できる企業を約1000社にするよう奮闘している。
ハノイは裾野産業が発展するための多くの条件と政策を備えた地域の一つである。ハノイ人民委員会によると、将来、ハノイは裾野産業に属する企業数を増加させ、その質を向上させるためにすべての経済セクターから裾野産業分野への投資を集め、部品・部材生産の鍵となる3つの産業分野、ハイテク産業、繊維産業と製靴産業に供給する裾野産業に集中すると同時に、北部の経済域での調達の連携を緊密化させる方針だ。

ハノイ人民委員会は2020年末までに裾野産業の生産額がハノイの加工・製造産業企業の生産額の18%を占める努力目標を掲げた。毎年、裾野産業の成長指数は12%以上増え、2016年-2020年の8,6~9%増の目標を達成するために、毎年9,78~10,79%の経済成長の実現に貢献した。2020年末までに、ハノイにおける裾野産業に属する企業900社の内、400社が生産システムと製品において国際基準を満たし、ベトナムで多国籍企業のグローバルな生産ネットワークに参入する能力を持つという目標を掲げた。

 

ニンビン省ヒュンダイタインコン工場での車のタイヤ組み立て。
撮影:ベトナムフォトジャーナル



ニンビン省ヒュンダイタインコン工場での車の塗装
撮影:ベトナムフォトジャーナル



ニンビン省ヒュンダイタインコン工場での車の組み立て
撮影:ベトナムフォトジャーナル



ニンビン省ヒュンダイタインコン工場での車の組み立て部品の点検
撮影:ベトナムフォトジャーナル





マイン・クアン会社で自転車の部品製作システムの操作
撮影:ベトナムフォトジャーナル



マイン・クアン社の出荷前の製品チェック
撮影:ベトナムフォトジャーナル

 

このような様々な政策による大きな支援を受けても、実際には裾野産業は外国企業との競争力が十分でないというデメリットがまだ残っている。現在のベトナムの裾野産業は各企業の規模と能力や生産性が低く、能率を向上させる技術が不足しているのが実情で、要求に応じるきる人材がいない。ベトナムの裾野産業の製品は用いられている技術のレベルが未だに中位か低く、製品のメカニズムが小さい簡単な部品・部材である。特に、牽引役を果たす先端工業が未だにない。各企業の規模とその競争力がまだ低く、全世界のサプライチェーンに参入する能力が備わっていない。サムスンの代表者によると、2019年末時点でベトナム企業42社が1レベルのサプライヤーで、2020年にはその数が50社に増える予定である。しかし、裾野産業に属する企業11万社の中で、サムスンのサプラチェーンに参入できる1レベルのベトナム企業が50軒だけであることから見るとベトナムの裾野産業企業の能力はまだ十分ではない。

裾野産業の発展のために政府は裾野産業発展に関する政府決議111/2015/NĐ-CP、2016年から2025年までの裾野産業発展プログラム批准に関する2017年1月18日68/QĐ-TTg決定のような法的枠組みを作り出す多くの文書を公布した。最近、ベトナムのグエン・スアン・フック首相は新政策を多く含む裾野産業発展促進策に関する政府決議115の公布に調印した。このことは裾野産業界と加工・製造工業の発展のために大きな後押しになると多くの企業が期待を寄せた。

それによると決議には競争力の高い製品を生産できるベトナム裾野産業企業が国内の生産・消費需要の45%に応じることができ、全工業生産額の約11%を占め、ベトナムにおいて組み立て生産を行なう企業や多国籍企業に直接供給できる能力を満たす企業が約千社に達し、その30%を地場企業が占めるという目標を掲げている。

商工省によると、政府決議115は各省、研究機関が具体的な政策を出す基礎、前提である。それは裾野産業発展の「梃子入れ」であり、全世界のサプライチェーンが移転する傾向の中、大きな投資資金を受け取る機会を作り出す。専門家はベトナム政府の政策は正に裾野産業企業の発展を促進するための最高に有利な条件を作り出したと評価した。
文:チン・ボ
撮影:ベトナムフォトジャーナル

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